胴上げして、全員骨折。「ダイエット 振動に相談だ。」
一番 最初に乗ったのは妻でした
マッキンゼーが選んだダイエット 振動の10個の原則
●母が歩けなくなった。
このお話は、昨日のブログ(●母が認知症になった。)の続きです。
従って、昨日のブログ()
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
私が約7ヶ月入院して、退院した時、
なんと、母は認知症になっていたのです。
認知症は、その後、
中度から軽度に近くなり、数々の対策の効果が感じられる様になっています。
そういう事で、私の中では認知症問題はある程度超えたという状態です。
しかし、去年末、その認知症を上回る大問題が、母に発生したのです。
それは昨年の12月末でした。
母と外出すると、少しフラつくんです。
そこで危ないと思い、杖を買ってあげる事にしました。
しかし、まさかそれが悲劇の始まりとなるとは、その時は思いもしませんでした。
杖は、何でも売っているというカインズホームに行って買いました。
杖は下がしっかりしている物を買いました。
ところが、この杖を使い始めて3日が過ぎた時、
杖をついていた右腕が痛いと言い始めたのです。
その痛みは、2日経っても同じまま。
そこで、大きな病院に連れて行ったのですが、
骨には異常は無く、湿布と飲み薬をもらいました。
しかし、一向に痛みが引く様子はなく、
歩くと右腕が痛いというので、毎日の買い物も付いて来なくなりました。
そこで、今度は整形外科に連れて行きました。
やはり湿布と塗り薬をもらいましたが、やはり効果がありません。
ここまでで母が痛みだしてから1週間が過ぎていましたが、より酷くなった感じです。
そこで、思い切って視点を変えて、
針灸接骨院に連れて行く事にしました。
インターネットで探すと、茂原によさそうな針灸接骨院があったので、
車で連れて行きました。
その時には、もう母は車に乗るだけでも痛がって大変でした。
ただ、ここに2日間行くと、若干良くなった感じがありました。
ただ、ここには、難点が1つありました。
値段がべらぼうに高いのです。
1回の診察が、10800円です。
それに初診料が6000円取られましたので、
2回行ったので、合計が27600円です。
これでは、いくら効果があっても、家計が破たんしてしまいます。
しかし、大病院や整形外科でもダメだったのが、
針灸接骨院でややいい感じがしたので、その方面でもっと安い所は無いかと、
調べて見ました。
すると、思わぬ事が分かったのです。
針灸接骨院には、2種類あって、
保険が使える針灸接骨院と、保険が使えない針灸接骨院があると言うのです。
私は今まで、病院とか整形外科などは保険が使えて、
針灸接骨院やマッサージなどは、保険が使えないものだと思っていたのです。
そこでさっそく大網にある保健が使える針灸接骨院に行ってみました。
すると、なんと1回の診察が、300円だったのです。
な、な、なんなんだこの安さは!!
しかも、この針灸接骨院は、市から指定を受けている針灸接骨院で、
市役所に針灸接骨院を受けたいと届け出ると、
月2千円(年間2万4千円)の補助が出るというので、速攻市役所に申込みに行きました。
市がそんな補助を出しているのも、知らんかったわぁ。
針灸接骨院の先生いわく、急に杖を使い始めて、
右腕を酷使したのが、原因で背中の筋肉を痛めていたそうです。
結局、この針灸接骨院に1ヵ月通うと、段々と母の腕は治って行きました。
しかし、母の腕が治りかけてきた頃です。
母が、家の中で転んだのです。
転んだと言っても、ちょっとした段差につまづいて床に座り込んだという感じです。
問題はここからでした。
床の上に座り込んだ母は、自分の力では立ち上がれなかったのです。
かなり足腰が、弱っていて、自分の足の力では体を立て直す事が出来ないのです。
自分では、大丈夫、大丈夫と言っているのですが、
「じゃあ、立ってみて。」と言っても、まったく立てません。
立てないまま、廊下を這って行く母の姿を見て、悲しくなりました。
それでも、手を引っ張って立たせてあげると、歩けるので、
倒れたり、転んだりして座らない限り、不自由はしない感じでした。
しかし、もうこの時、寝たきりの前兆だったのかもしれません。
私が病気になってから、余り外出しなくなり、
家事もしなくなり、そして腕が痛くなってからは、買い物にも行かなくなり、
母の足は、運動不足により筋肉が無くなって来ていたのかもしれません。
それから1ヵ月経った夜でした。
母が呼ぶので、行ってみると、
「トイレに行けない。」と言うのです。
なんと、母はベッドから起き上がる脚力さえ無くなっていたのです。
退化とは恐ろしいものです。
どんなに屈強な男でも、病院に半年寝たきりだと歩けなくなると言います。
さすが、この時は、
母の寝たきりも、近いと覚悟しました。
しかし、私にそんな事を考えるよりも、まずは目の前の問題でした。
母がトイレに行けないと言うのです。
ここで考えられる選択は、2つでした。
私が母を抱きかかえて、トイレに連れて行くか、
それとも・・・・ここでさせるか。
母に聞きました。
「うんち、おしっこ?」
「おしっこ」
「我慢できる?」
「うん、我慢できる。」
私は車に乗ると、大人用の紙パンツを買いに走りました。
夜の0時過ぎですから、スーパーは開いてないと思い、コンビニに駆け付けました。
ところが、ちょっと驚いたんですが、
コンビニを5軒くらい回ったんですが、
大人用の紙パンツは勿論の事、赤ちゃんの紙パンツすらも売ってないのです。
えっーーまじか!
何も買って行かない訳にはいきません。
仕方なく、何か無いかと探して、やっと見つけたのが、
ナ、ナ・・・ナプキンでした。
これなら、多少おしっこを吸い取ってくれるだろう。
ただ、コンビニで売っているナプキンって、10種類位あるんですよね。
1種類だけなら、はいこれ下さいって言ってすぐ終わるんですが、
どれ買っていいのか、分からなくなります。
しかも、こういう時に限って、店員さんがオバサンだったりするんですよね。
夜中の0時過ぎに、変な男がやってきて、
女性のナプキンを熱心に見てるよ。って、感じで横目で私を見てます。
私は心の中で叫びましたよ。
変態じゃないからね。
ちょっと待てや、オバサン、よく読まな、分からんから。
えーと、
大きさが大きい方がええな。 こっちが○cm×○cmか、
こっちのナプキンの方が大きいな。
よし、こっち買おう。
いや待て、こっちは、多い日も安心て書いてあるで。
変態じゃないからね。 時間かかるんやで。
裏にチッサイ字で書いてあるさかい。
結局10分位かかって、ナプキンを1つ会計してもらって帰りましたが、
オバサン、終始私の事をジロジロ見てました。
あそこのコンビニ、もう行けんわ。
結局、その日の夜は、タンポンを母に渡して寝ました。
翌日マツモトキヨシに行って、大人用の紙パンツを買ったのは言うまでもありません。
しかし、このままでは、母は寝たきりになり、
私は寝たきりの母を介護するという生活に入る事になります。
これは大問題でした。
まだ、それに比べれば、認知症は気が楽でした。
なにしろ、自分でトイレに行ってくれます。
大体介護でつまづくのは、トイレが引き金になる場合が多いと聞きます。
例え愛する夫の為とはいえ、お義母さんやお義父さんのウンコの始末や、
トイレについていって、お尻を拭いてあげるのは、大変な事です。
大抵ここでつまづいて、親を施設に預けようと考え始めるといいます。
ああ、これが始まるのかぁ。 大丈夫かな。オレ。
この時が、どん底でした。
このままでは、母は動けないし、運動も出来ないし、
寝たきりになるのは、必定でした。
そこで、私は一か八か、カケに出る事にしました。
35000円位したと思いますが、ある機械を買ったのです。
(私は新品を買ったのですが、今では中古やオークションでも売っていると思います)
その機械は、ただブルブル震えるだけの機械ですが、
その上に1日10分乗っているだけで、痩せるというダイエットマシーンでした。
価格.comより
勿論、私も使いますが、メインは母親の足を鍛える為でした。
ダメでも私が使うから、いいかと決心して買ったのです。
実は、以前アメリカの研究者が、
両足の下が微妙に揺れていると長生きするという研究成果を発表した事がありました。
その事が頭にあったので、やってみようと思ったのです。
写真の様に、機械の上に立って使うのが、基本なのですが、
母は立てないので、椅子に座ってままで、両足だけを機械の上に置かせ、
機械をオンにすると、母の足が振動し始めます。
これと同時に始めたのが、
NHKのためしてガッテンで、特集したという、
運動をした後に、30分以内に牛乳を飲むと、筋肉量が増えるという方法です。
この2つの方法を、毎日やる様にしました。
すると、奇跡が起きたのです。
母はまた、普通に歩けるようになったのです。
毎日、買い物に行ける様にもなりましたし、
昨日の日曜日には、一緒に電車で海を見に行ける様になりました。
もし、皆さんも家族が認知症になったり、歩けなくなったら、
今日のブログが多少なりとも参考になればと思い恥を忍んで書きました。
少しでも介護する貴方の力になれれば、幸いです。
END